「校長挨拶」をアップしました。
校長挨拶
校長 村島公司
大変残念ではございますが,本校は今年度を持ちまして,閉校させていただく予定になっております。証明書等の発行につきましては,広島県の如水館中学校・高等学校が引き継ぐ運びになっております。卒業生,保護者の皆様方,関係者の皆様方には長年にわたり本校教育にご理解とご協力をいただき,衷心より厚く御礼申し上げます。
さて,本年度の本校教育目標は
生徒主体の楽しく充実した教育の創造
~如水館バンコク高等部でしかできない教育を通して~
でございます。
本年度は,3年生のみですので,職員数にも限りはございますが,個々の個性・能力に応じて,できる限りの進路保障を目指して,本校教育を深化・発展させてまいります。「自己指導力」や「生きる力」を備え,世界平和を希求する知徳体のバランスのとれた人格の形成を目指し,社会に役立ち,世界に求められる資質・能力を持った人材の育成を図ります。その結果,正に本校教育の真髄である「水の如くなくてはならない人」を育てていきたいと考えます。
コロナに対する考え方や対応も当初に比べ変化しており,校外での学習もあまり制限がなくなってまいりました。そこで,本校では各教科はもちろん,総合的な学習の時間,特別活動等において,様々な機会(場)を創り出すことによって,興味・関心を持たせ,自然に,または,せざるを得ない状況をつくり出し,「生きて働く能力」を育成することを目指してまいります。
このような教育を目指すためには,その根底を流れる,「生徒と教師の良好な人間関係」や「教育的愛情を持った指導」が必要不可欠です。
私はこれまで,職員に次のように指導してまいりました。
・生徒に愛情を持って接してください。
・生徒の視点に立ってください。
・生徒を一人の個性として扱ってください。
・全部教えようと思わないでください。
・生徒が悪いという前に,自分の指導を振り返ってください。
・生徒には,教師(大人)が思う以上の力があることを認識してください。
今年度も,上記のような心構えで,この学校を誇りに思える生徒を育成するよう取り組む所存でございます。
国際色豊かなバンコクにある本校で,より質の高い教育実践を行ない,健全で豊かな心身を持つ生徒を育ててまいりますので,保護者の皆様におかれましては,本校教育にさらなるご支援・ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
令和5年(2023年)4月3日